島根の介護最前線

介護職場の労務改善

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365日・24時間型の介護職場の疲労感は、我慢の限界に達しています。
オーバーワークが職員の離職を招き、残った職員にさらに負担がかかるというマイナスのスパイラルに陥っている職場も少なくありません。
しかも、この1年で状況は急速に悪化しており、欠員の補充が大変難しくなっててきていますから、現在は順調な職場でも備えは欠かせません。

介護職員の疲労の最大の要因は、不規則な勤務ローテーションにあります。
多くの職場で採用されている5勤2休・週40時間の勤務体制は、もともと365日・24時間型の業態になじむものではありません。
その代わりに、私たちが提案するのがムダ・ムリ・ムラを省く「4勤2休制」です。

介護業界の最大の悩みとなっている人材の確保と定着のために、お伝えしたい労務改善のポイントがこのほかにもたくさんあります。

高齢知的障がい者と『老障介護』

老障介護フォーラム

これまで高齢障がい者の介護をめぐる問題は、障害者福祉と高齢者介護の施策のはざまに放置されてきました。
ようやく平成28年度から具体的な見直しが進められようとしていますが、『老障介護』をめぐっては、利用者の側にも事業者の側にも課題は山積しています。
“親なき後”の高齢知的障がい者の住まいと暮らしのありかたについて、私たちは心ある関係者の方々と力を合わせながら、議論を積み重ねていきたいと考えています。

知的障がい者向け特別養護老人ホーム

社会福祉法人と『改正社会福祉法』

平成29年4月から施行される『改正社会福祉法』の最大のポイントは、社会福祉法人に「内部留保の再投下」が義務付けられたことです。
各法人には、同年6月末までに『社会福祉充実計画』の提出が求められており、内部作業に費やせる時間はそう多くは残されていません。
しかし、綿密な調査・検討を抜きにして、性急に計画を進めた場合、総じて良い結果には結びつきません。
本会では、会員の社会福祉法人の皆様に対して計画作成のアドバイスとサポートを行っています。(無料)

『社会福祉充実計画』の提出に先立って、前倒しで行っておきたいのが、省エネ・省力化関連の設備投資です。本会では、会員事業所の水光熱費診断(無料)を行っています。

介護ビジネス・ニューウェーブ

ユニット式多床室型特別養護老人ホーム

かねて私たちは、ユニット型特別養護老人ホームの利用料を負担できない高齢者が、全体の20~25%にのぼることを問題視してきました。
そういう意味で、このたび厚労省が、一方的なユニット型特養の推進から、室料の引き上げと引き換えに多床室型特養の並存へ方針を転換し、低所得の高齢者に門戸を拡げたことを、私たちは歓迎しています。
ただし、多床室型特養でも、ユニット型特養で培われてきたケアの質を低下させることはできません。
と同時に、ユニット型特養に比べ収益性に劣る多床室型特養はコストダウンのための努力が欠かせません。
そこで私たちが提案するのは、新しい発想に立った『ユニット式多床室型特別養護老人ホーム』です。

ペット同居型有料老人ホーム

ペット同居型有料老人ホーム
かけがえのない家族として愛犬・愛猫と共に暮らす独居高齢者は少なくありません。かりに居宅での介護が困難となり、有料老人ホームなどに移らねばならなくなった場合でも、愛犬・愛猫と共に暮らすことができれば、それが淋しさを救う最善のケアとなるはずです。
こうしたニーズに応えるために、私たちが提案するのは、動物病院やペットシッターとも連携しながら、お年寄りも愛犬・愛猫もともに毎日のお世話をする『ペット同居型有料老人ホーム』です。

ディサービスの進化

いまディサービスは、さまざまな意味で大きな曲がり角を迎えています。
本会では、業績の低迷に悩む通所介護事業所に対して、<お泊まりディサービス>、<スパ型ディサービス>、<習いごとディサービス>、<ペット同伴型ディサービス>など、斬新な事業形態への転換を提案しています。

“介護のオアシス”お泊まりディサービス

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毎日の介護にあたる家族にとって、せめて数日間の息抜きができれば続けていけるというケースは少なくありません。
お年寄りにとっても、気の合った仲間や顔なじみのスタッフとの“合宿”であれば、わが家を離れることに抵抗感はないはずです。
いつでも簡単に利用できる“お泊まりディサービス”が身近にあれば、在宅の介護生活のスタイルは大きく変わります。

なお、低料金の有料老人ホームを併設して、『複合型高齢者ホーム』とすることもできます

スパ型ディサービス

ディサービスの業績改善の要点のひとつは、男性利用者の掘り起しにあります。
その方法のひとつとして、私たちが提案するのが、「低温サウナ」や「岩盤浴」、「ミスト浴」など、複数の温浴設備を備えたスパ型ディサービスです。

なお、おおがかりな設備改善が困難な場合でも、「ミスト浴」であれば、現在の浴室に後付けが可能です。

習いごとディサービス

せっかく続けてきた生涯学習も、身体が不自由になれば通うことが難しくなります。
しかし、学ぶことは意欲をもって生きること・・・公民館に代わる学びの場が“習いごとディサービス”です。
パソコン教室を開いて、老後の暮らしの楽しみを大きく拡げている事例もあります。

業務案内

本会の業務

本会は、県内の高齢者介護事業の実態調査を主目的にして、平成17年7月、元平田市長太田満保、元安来市長島田二郎、元頓原町長本田哲三らを中心に設立され、平成21年8月にNPOに移行しました。
『良質の介護は良質の経営から』をモットーとして、現在は介護・福祉事業所の経営改善や新規開業の支援、情報交流などにも活動の幅を拡げており、斬新な企画と実績に厚い信頼が寄せられています。

本会のボランティア活動

巡回型ドッグカフェ

集団で介護・福祉サービスを受けているお年寄りや障がい者の方々は、胸の中にさまざまなストレスを抱えています。
身体的なバリア以上に精神的なストレスを取り除き、一人ひとりに心地よい居場所を用意していくこと、そして、情緒豊かな介護環境を創り出すことによって、ケアの質的な転換をめざしたい…そうした私たちの思いがたどりついた答のひとつが“ペットセラピー”です。
私たちは、“ペットセラピー”の効果を、利用者の方にも事業者の方にも実感していただくために、まずは『巡回型ドッグカフェ』から始めることにしました。

無料経営相談

平成27年1月-12月の老人福祉・介護事業の倒産は76件に達し、介護保険制度発足後、最悪のペースをたどっています。
(東京商工リサーチ調べ)
その背景にある介護報酬の引き下げと人手不足、事業所間の競合という流れは、今後も加速していくに違いありません。
『備えあれば憂いなし』・・・私たちは、これまでにいくつもの介護事業所の立て直しを手がけてきました。
その中にはⅤ字回復を遂げた成功例もあれば、提案が取り上げられず挫折した失敗例もありますが、これらの実例を通じて、実践的な経営改善のポイントをお伝えします。
※当事者の了解のもとに、守秘義務を免除された事例に限ります。

本会では、会員・非会員を問わず、福祉・介護事業者の皆様からの経営相談(無料)をお受けしております。ただし、本部事務所にお越しいただいての面談となります。(電話やメールでのご相談には応じておりません。)